|
設計者の横山一郎氏からコメントをいただきました。
もうレースには出ないけど快適なセーリングをしたい。
大きめのエンジンを載せて機走スピードを上げて東京湾を一気に南下して相模湾に出たい。
ゲストを乗せてシングルハンドセーリングに近いこともあるし、そろそろ"いい歳"だし少ないクルーで楽に乗ることが基本なので10mくらいのヨットにしておきたい・・・
私が少年だった頃に横山晃設計のヨットを作り、外洋レースを楽しみ始めたベテランオーナーは数多くのヨットを乗り継いできた。私も時々乗せていただいた記憶がある。
全長は「SEA夢33」よりほんの少しだけ長いが、水線長は7%も長くなった。内装・デッキ共に内容が充実、大型エンジンなどで当然重量増があるが"排水量長さ比"は「SEA夢」と同等を確保した。
ともするとトップヘビーになりがちなこのようなタイプの艇であるが、キール重量は船体重量の36%程度で、復原力確保のために鉛のキールにバルブという構成とした。
軽くて硬い船体を作ってくれるビルダーの努力がここでも生かされることになる。
セールプランはセルフタッキングジブを備えたシンプルな物であるが、クルーが揃ったときにセーリングを楽しむオーバーラップジェノアを上げられるようにしてある。メインセールにはブームファーリングを採用することも検討中である。(オプション艤装)
エンジン選択にもよるが、機走スピードは10ノットを超えるところまでいきたいと考えている。
内装は、メインキャビンはもちろん、後部に広いオーナーズルーム、広いギャレーなど充実した内容である。コクピットも前後に長く大型のドジャーにも工夫を加えるつもりである。
「内容充実のクルーザーは重くて抵抗も大きくて、思ったほど走らない・・・・」という "常識"を超える、今までにないクルージングヨットを創るつもりである。「モーターセーラーという形でもない。だけどエンジンで走っても同等以上に走る」というのがテーマです。
横山一郎
|